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August 18, 2008

福岡正信さん死去

 今朝の新聞で、福岡正信さんがお亡くなりになったことが報道されていました。95歳でした。

 福岡さんは、特にその著書『自然農法 わら一本の革命』が世界中の国で翻訳されていた方です。アジアのノーベル賞と呼ばれたマグサイサイ賞やインド最高栄誉章を受賞されている方で、「日本では無名だが世界で一番知られている日本人」と評した知人もおります。

 「自然農法」と呼ばれた、稲や麦を肥料や農薬を使わず、「何もしない」農法を「確率」された方で、中でも、何種類もの種をまぜてつくった泥団子のようなもの(「粘土団子」というのだそうです)を遠くまで投げて、芽が出るのを待つ、というユニークな緑化の方法も考案された方です。

 私が最初にそのお名前に触れたのは、1980年代後半の頃で、当時仕事相手であった、ボートピープルとなってフィリピンに上陸したインドシナの人々を第三国(生まれ故郷が第一、たどり着いたところが第二、そこからさらに他の国に定住する時、第三国と言っていました)に受け入れてもらうための手続きを担当しているアメリカの女性でした。日本にたびたび来日する彼女らが、「わら一本の革命」、「フクオカマサノブ」と、著書を探していただのですが、全然見識のない私、手帳に書いたままでした。
 
 福岡さんがどなたなのか、知ったのは、ずっと後のアフリカ関連の仕事を始めてからで、日本に来日したジンバブウェのパーマカルチャーの第一人者でもあるジョン・ウィルソンさんは、コーディネートをしてくれた方が、福岡さんの知り合いと聞いて、日程を変更して、会いに行きたいと言ったくらいです。(結局変更は無理でしたが)

 私自身が、福岡さんにお目にかかった・・・というより、お話をうかがったのは、それよりも後で、宮城まり子さんが渋谷で開いた講演会でした。タンザニアの緑化のために出発される前のことでした。多分、団子を宮城まり子さんの合歓の木学園の子供たちが手伝ったのではなかったかと思います。記憶が定かではないですが。

 その講演で、福岡さんは、小学生が「おじいちゃん、がんばって」というはげましのお手紙をくれたことを紹介していました。いい話だなぁと思って聞いていたら、福岡さん、怒り出しました。「年寄りなんて引っ込んでろ、俺が行く!」と今の若者はどうしていえないのか、という嘆きでした。これが最後、とおっしゃっていましたが、その後も行かれたのかもしれません。

 知人が働く団体でも、同じように粘土団子を作ったり、福岡さんを招いてアフリカに言っていただいたりしたようです。あの粘土団子の種は、いまどうなっているんでしょう。ずっと上空の天国からなら全貌を把握できるかもしれませんね。ご冥福をお祈りします。 合掌 (お)
 

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