バレンタインさん裁判その後 最高裁要請行動
以前、このブログでも少し触れましたが、バレンタインさんの裁判の件です。
高裁で控訴が棄却された後、バレンタインさんは昨年7月13日に最高裁へ上告しました。現在は、最高裁の第一小法廷に係属されています。
最高裁では一(地裁),二審(高裁)のように弁論は開かれません。でも、公正な裁判を求める要請を文書や面談して行うことができるのだそうです。
この要請は最高裁 裁判部 裁判関係庶務係という部署の方を窓口として行われています。この窓口となる方に、要請文を渡し、裁判長への要請を伝えるのです。
第1回の要請は昨年11月に行われました。第2回の要請が本日行われたので、尾関が参加しました。
ご本人も入れて10名が参加しました。(要請は一回17人まで)
要請文を渡し、ご本人から直接訴えを伝えた後、全員が一言ずつコメントや要請を伝えました。
一番の主張は、高裁で取り上げられた石山医師が提出した、怪我の原因と推測した点の見直し。ご本人が主張する「怪我は自損事故ではなく、警察の暴行によるもの」を高裁に提出した石山医師の推測証言と、こちらが提出した別の医師の証言を再度検証してもらいたいというものです。
同時に、地裁が下した判決にある人種差別の箇所の撤回です。地裁判決では、バレンタインさんの友人(同僚)の証言を「歌舞伎町の黒人コミュニティーの証言は信用できない」と記されています。国際的にみても、日本の裁判所がこんな差別的な発言をすることは、恥でしかありません。
要請の時間は30分。こちらが一方的に述べ、先方はメモをとるだけ。形式的なだけの作業にも思えますが、こうしたことを積み重ねて、少しでも、裁判長が高裁や地裁の判決を見直し、差し戻し命令をだしてもらえることを祈るばかりです。
関心を持って下さる方はこちら迄。
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